こんにちは！

スタイラス八代の門です。

 

日中はだいぶ春めいてきた今日この頃ですが

皆様いかがお過ごしでしょうか？

 

先日、宇佐美工業さん主催の「HySpeed施工現場見学会」に参加してきました！

動機は、お客様に地盤補強工事を提案する時に、本当にお勧めできるか実際に施工をやっている現場を見ておきたいと思ったからです。(^ ^)

 

会場の全景はこんな感じでした。⇩

注目度の高さがうかがえますね。(*^-^*)

 

施工現場見学会の内容はと言うと、まず「地盤調査」についての説明がありました。

 

 

説明の中で地盤調査をする場合、地面に突き刺す錐（ロッド）の溝がすり減っていると地盤調査の結果が変わってくるので、調査会社へ調査依頼する際にはキチンと溝があるロッドを使っているかを現場に行って確認した方がいいと言う話が印象的でした。　　　(地盤調査については過去ブログのこちらをご参照ください。)

 

次に、「セメントの固化実験」がありました。

地盤補強工事でセメント改良をする場合、土の中でセメントミルクと土を混ぜてセメントの杭を作っていくわけですが、土の中でホントに固まっているのかは謎です。(-_-;)

特に腐植土といわれる植物や木が腐って分解されずに残っている酸性の強い土が出てきた場合、セメントが固まらず地盤沈下事故が発生している事例はよく聞きます。

なぜ固まらないのか？

それは、セメントはアルカリ性、腐植土は酸性でかつ水分を多く含んでいるからです。

見学会の実験では、「土とセメントと水を混ぜたテストピース」と「腐植土とセメントと水を混ぜたテストピース」をハンマーで叩いて比べ、どれくらい硬さに違いが出るのかを体験する事が出来ました。

 

 

地中に腐植土があった場合、知らないまま対策を打たずにいつも通りにセメントを流し込んで地盤補強の施工をしてしまうと、家を支えるはずの杭が固まらず脆いので、沈下事故や家が傾く原因となる可能性がでてきます。

一方、見学会のハイスピード工法は、穴を掘って土を出すときに、しっかりと土の状況を確認しながら確実に施工ができる工法です。

なので品質面で安心できます！

 

 

ハイスピード工法は堀った穴に砕石を投入して、押し込みながら締め固めていくため、しっかりと締め固まった層ができていることを、オペレータの人が計器で確認しながら確実に施工していきます。

 

 

最後は、「液状化対策」についてでした。

液状化というと、東日本大震災の時にニュースでよく目にしたかもしれません。

実は、ハイスピード工法は、「液状化対策工法」ということを「ガイアの夜明け」で取り上げられて一躍有名にもなっています。

今回の現場見学会では、液状化現象を再現するデモンストレーションがありました。

家に見立てた赤色のブロックの下に、ハイスピード工法で地盤改良した場合(写真右側)と何も施していない場合(写真左側)での比較だったのですが…

ボックスの下からバイブレータで振動を加え、疑似的な地震を再現すると徐々に液状化現象が起こり、家に見立てたブロックが変化していくのを見ることが出来ました。

 

 

なかなか衝撃的なデモンストレーションでした。

これが自分の家だと思うと、ゾッとします！

「地盤調査」、「セメントの固化実験」、「ハイスピード工法の実施工」、「液状化実験」を実際に体験・体感できた事で、お施主様には自信をもって地盤改良工事はハイスピード工法をお勧めしたいと思います。

 

それでは今日はこのへんで！

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